パソコンやスマートフォンといった、さまざまなIT機器が人々の生活に普及した今、IT業界を支えるエンジニアの需要は高まりつつある。

システム開発の要とも言える重要な役割を担うエンジニアだが、最新のトレンドや技術の移り変わりが激しいIT業界では、いかに時代に追いついた人材となれるかが大切である。

そこでエンジニアに求められるのが柔軟性だ。

ここでいう柔軟性とは、さまざまな知識や技術を身につけてマルチに活動できるエンジニアのことを指す。すでに会社で開発業務の担当として働くエンジニアの場合、特定のプログラミング言語しか使わなかったり、保守・運用のみを何年も行い続けている人もいるだろう。

もちろん、これらの業務も会社や業界に貢献する大切なものであるが、自身の将来を考える場合は、柔軟に技術や知識を身につけておいた方がよいケースもある。それは、キャリアアップを図るために転職をする場合だ。

IT業界では、新しい技術かつ専門性が問われるものほど、将来この技術をビジネス展開するにあたってのリターンも考慮して、企業がそのエンジニアに払う給与は高くなる傾向にある。

もちろん、自身が持ち合わせているスキルで転職先を選んでも問題はないが、最新の知識や技術を抑えておけば、最先端の仕事に携われてやりがいもあり、かつ年収も高いというメリットがある。

このメリットを享受するためには、変化の多いIT業界の情勢をしっかりと把握して、柔軟に知識を身につけておいた方がよいだろう。